インデックスファンドとアクティブファンドの違い|どっちが儲かる?

投資信託(ファンド)はインデックスファンドとアクティブファンドの2種類に分かれますが、これから投資を始める方には聞き慣れない言葉かもしれません。
まずはファンドがどういうものなのかを知りたいですよね。

ミニぶた
ミニぶた
こんにちは、ミニぶた(@mini__buta134)です。インデックスファンドとアクティブファンドって何が違うのかな?儲かるのはどっちなんだろう?
ミニぶたちゃん、ファンドという言葉自体難しいよね。わかりやすく解説していくね!
みるる
みるる

そもそもファンドとは?

ファンドとは一般的には投資家から集まった資金を運用の専門家が運用し、収益が出たら投資家に分配する商品のことを言います。
また、ファンドは投資信託とも呼ばれています。
ファンドは運用方針により、インデックスファンドとアクティブファンドに分けられます。
どちらがどのような運用方法なのか、違いは何なのか分からない方もいるのではないでしょうか。
そこでインデックスファンドとアクティブファンドについて解説していきます。

インデックスファンドとアクティブファンドの違い

インデックスファンドとアクティブファンドは投資初心者によっては聞き慣れない言葉ですが、どのような違いがあるのか説明していきます。

インデックスファンド

株価指数の値動きと「連動する」ことを目指す投資信託です。
目安(ベンチマーク)となる株価指数には、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)、NYダウなどの株価指数、不動産投資信託、債券指数などがあります。

アクティブファンド

株価指数の値動きを目安としてそれを「上回る」成果を目指す投資信託です。
運用の専門家であるファンドマネージャーが市場調査や分析を行い、結果をもとに銘柄を選定します。
なお、アクティブファンドの代表的な運用方法として「バリュー投資」と「グロース投資」があります。

バリュー投資

投資対象の企業価値を見極め、株価が割安であると判断される銘柄に投資します。

グロース投資

市場平均より大きな成長が期待できる銘柄に投資します。

 

インデックスファンドとアクティブファンドの違いを比較

運用目標 銘柄の組み入れ方 手数料
インデックスファンド 目標指数との連動を目指す 指数と同じ構成 低め
アクティブファンド 目標指数を上回る成果を目指す 調査や分析の結果から銘柄を選定 高め

インデックスファンドのメリット・デメリット

〇メリット
  • 手数料がアクティブファンドより低い
  • 少額から始められる
  • 分散投資でリスクを軽減できる
×デメリット
  • 短期的な投資には向かない
  • 大きな利益は期待できない
  • 元本割れする可能性がある

インデックスファンドのメリット

・手数料がアクティブファンドより低い

インデックスファンドは、指数の値動きと連動するよう運用されている商品です。
ほぼ自動的に運用できるのでアクティブファンドより運用の手間がかかりません。
したがって手数料も低めになっています。

・少額から始められる

証券会社や銀行などにもよりますが、100円単位から購入できる商品もあり、資産が少ない状態でも投資することができます。

・分散投資でリスクを軽減できる

インデックスファンドは複数の銘柄を含む商品です。
1つのファンドを購入することで市場全体に分散投資ができるので、どれか1つの銘柄の株価が下がっても他の銘柄でカバーできるのでリスクを軽減できます。

インデックスファンドのデメリット

・短期的な投資には向かない

インデックスファンドは安定した利益を目的とした中長期投資に向いている商品です。
したがって、指数が極端に大きく変動することがないため、短期間で利益を得ることは期待できません。

・大きな利益は期待できない

インデックスファンドは株価指数と連動した運用を目指しているので、指数以上の利益は期待できません。

・元本割れする可能性がある

インデックスファンドはアクティブファンドに比べるとリスクは少ないですが、元本保証がされているわけではありません。
市場の状況によっては元本割れする可能性もあります。

アクティブファンドのメリット・デメリット

〇メリット
  • 高い利益を狙える可能性がある
  • ファンドマネージャーの顔が見える
  • 豊富な種類から選択できる
×デメリット
  • コストが高い
  • 市場平均を上回る確証がない
  • ファンドマネージャーの手腕にかかる

アクティブファンドのメリット

・高い利益を狙える可能性がある

知識や経験が豊富なファンドマネージャーが、成長率の高い銘柄のみに投資しているので高い利益を狙える可能性があります。

・ファンドマネージャーの顔が見える

インデックスファンドと違い、ファンドマネージャーの顔を見ることができます。
InstagramやニュースレターなどのSNSコンテンツを活用し情報発信をしていることもあるので、運用方針や考え方が見えるのが魅力です。

・豊富な種類から選択できる

アクティブファンドは複数の運用方法があるので、商品の種類が豊富です。
したがって投資家の目的や好みに合わせた選択をすることが可能です。

アクティブファンドのデメリット

・コストが高い

ファンドマネージャーの人件費や市場の分析・調査などの費用などに手間がかかり、インデックスファンドより販売手数料や信託報酬が高い傾向にあります。

・市場平均を上回る確証がない

アクティブファンドは市場平均を上回ることを目指していますが、100%利益が出るという確証はありません。
時にはインデックスファンドより利益が下回る可能性もあるので注意が必要です。

・ファンドマネージャーの手腕にかかる

アクティブファンドはファンドマネージャーが分析・調査した結果をもとに銘柄を選びます。
したがって良い結果を得られるかどうかはファンドマネージャーの手腕にかかっていますので、事前に運用している他のファンド成績や実績を十分に確認しましょう。

インデックスファンドとアクティブファンドはどちらが儲かる?

インデックスファンドとアクティブファンドではどちらが儲かるのでしょうか?
2つのファンドはそもそも目標やリスクの考え方が違います。
インデックスファンドは低リスクで中長的に投資を行い、時間をかけて資産形成をしたいという目的の方が利用します。
一方アクティブファンドは多少リスクを冒しても高いリターンを得たいという人に向いています。大きく設ける可能性が高いのはアクティブファンドということになります。

インデックスファンドとアクティブファンドについてのよくある質問

インデックスファンドとアクティブファンドについてのよくある質問を集めてみました。

インデックスファンドとアクティブファンドの違いは何ですか?

インデックスファンドとは日経平均株価やTOPIXといった指数に連動した成果を目指すファンドで、アクティブファンドとはその指数を上回る成果を目指すファンド。

アクティブ運用とインデックス運用のどちらがいいですか?

アクティブ運用とインデックス運用のどちらがいいかは、考え方によって異なります。リスクは高くても大きなリターンを得たいと考える場合はアクティブ運用、リスクを避けコツコツ利益を積み重ねていきたい場合はインデックス運用が適しています。

アクティブファンドはインデックスファンドに勝てないのはなぜですか?

アクティブファンドがインデックスファンドに勝てない理由は、明確ではありません。
そもそもアクティブファンドがインデックスファンドに勝てていないという事実は一部のアクティブファンドのみを見て言われているのだと思います。
アクティブファンドは、パフォーマンスが悪いものが多くコストも高いのでインデックスファンドに勝てない、ということらしいです。
もちろんインデックスファンドより良い成績を出しているアクティブファンドはありますので、よく調べてから投資をすると良いと思います。