【危険!?】靴磨きの少年が株に興味を持ち始めたら暴落は本当?

靴磨きの少年の話は株式市場が天井に近く暴落する可能性があるという内容で、株式投資をしている人の中では有名です。
本当の話か作り話かは不明なのですが、株式相場の理論に合った内容になっています。
この記事はPRを含みます。

ミニぶた
ミニぶた
こんにちは、ミニぶた(@mini__buta134)です。靴磨きの少年と株にどんな関係があるのか想像がつかないんだけど本当に暴落しちゃうの?
ミニぶたちゃん、靴磨きの少年の話は株価市場の天井や暴落を知ることができるみたい。これから詳しく説明していくね!
みるる
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靴磨きの少年の話とは?

靴磨きの少年の話は株式市場の株価が天井に近く、暴落が起きる可能性があるという内容です。
後ほどご説明しますがジョセフ・P・ケネディ氏と靴磨きの少年による株についてのやり取りが元となっています。
現代風に捉えると、投資知識について知識がない人、初心者の人が株の話をし始めたら株価のピークは近いということになります。
例えば、タピオカジュースが流行ったり、誰かのファッションが流行すると必ず真似をする人や買いに走る人が増えますよね。
しかし、その頃にはピークを過ぎており流行は下降に向かっていると言われています。
株も有名な人が必ず儲かる、成功するみたいに煽ると購入者が増えるがその頃には株価はピークを迎え後は下降を待つのみということになります。
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靴磨きの少年の言葉で株を売った人がいる

靴磨きの少年の言葉で実際に株を売った人がいるのをご存じでしょうか。
株を売った人はジョセフ・P・ケネディ氏で米国大統領のジョン・F・ケネディ氏の父親にあたる方です。
ケネディ氏は1920年代に株式や不動産投資で莫大な資産を築いた人物です。
ある日ケネディ氏がウォール街で靴磨きの少年に靴を磨いてもらっていた時、少年から「〇〇の株を買ったら儲かるよ」という話を聞きました。
ケネディはおそらく稼ぎも少なく、株式投資からは程遠い存在の靴磨きの少年が、株の話をしていたことにとても驚いたのでしょう。
ケネディ氏は、靴磨きの少年の話を聞いた後に株式市場が近いうちに暴落するに違いないと判断し、持株を全て売りました。
その後、アメリカの株式市場に大暴落が起き、ケネディ氏は難を逃れました。
まるで作られたような話ですが、株式相場の値動きの特徴を捉えているとも言えます。
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ダウ理論とは

株式相場の値動きの特徴を法則で説明する理論があります。それがダウ理論です。
ダウ理論は19世紀後半にアメリカの証券アナリストであるチャールズ・ダウ氏が考案した理論で6つの基本法則があります。

①平均株価はすべての事象を織り込む

株価は国や企業などの経済状況を表すファンダメンタルや事前災害など様々な要因を織り込んでいるという考え方です。

②トレンドには3種類ある

相場ではトレンドには3種類あるという考え方です。

  • 1年超えの長期
  • 3週間から数か月の中期
  • 3週間未満の短期

③トレンドは3段階ある

トレンドには先行期・追随期・利食い期の3段階があるという考え方です。

  • 一部の投資家が購入を始める時期で相場の動きが緩やかな「先行期」
  • 多数の投資家が購入を始める時期で急激に相場が動き始める「追随期」
  • 一般の投資家から初心者まで相場を利用する人が増える一方、先行者が利益を確定しトレンドの最終段階を示す「利食い期」

④平均は相互に確認される

同業種の株価が同じ方向性を示す事でトレンドと判断できるという考え方です。
例えば日清製粉グループや日本ハムは食品セクターに分類されます。
これらの類似企業の株価が全て上昇していれば上昇トレンドと判断できます。

⑤トレンドは出来高でも確認できる

トレンドは価格に比例して出来高も増減するという考え方です。
したがって、出来高が伴わないトレンドは弱いと判断されます。

⑥トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する

トレンドは一度発生すれば、長期間続き、明確な転換シグナルが発生するまで継続するという考え方です。
6つの法則の中で最も重要で、上昇トレンドは前回の安値を下抜けしたタイミングが転換シグナルです。
逆に下降トレンドは前回の高値を上抜けしたタイミングが転換シグナルです。
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靴磨きの少年と似たような話

靴磨きの少年の話は作り話とも言われていますが、現在も語り継がれています。
しかし、真実かもしれないと思わせる似たような話があります。

①ライブドアショック

2006年1月16日に東京地検特捜部が証券取引法違反の疑いでライブドア社などに対して、大規模な家宅捜査を行い翌日から株式市場では株価が急落。
この事態はライブドアショックと呼ばれました。
詳しく説明するとライブドアに投資している個人投資家は取引金額の30%程度を保証金として口座に入金する信用取引でも株を購入していました。
保証金を計算する時に評価額に対する割合(80%が多い)を掛け目と呼びますが、この掛け目をライブドアから変更されました。
掛け目は証券会社ごとに設定しており割合が変わることがあるのですが、なんとマネックス証券がライブドアに対する掛け目を0%にするという対応を取ったのです。
要するにライブドアの株は信用取引の担保として全く価値がないということになりました。
ライブドア株を担保にして信用取引をしていた投資家は保証金不足になり、ライブドアの株や他に保有していた株の売却をせざるを得ませんでした。
実際に日経平均株価が500円近く下落し、ライブドア株やその他の株への注文の勢いが増していき東京証券取引所がシステムの上限を迎えると判断。
1月18日に全銘柄の取引きを中止するという事態になりました。
その後、ライブドアショックの影響が大きくなり日経平均株価は700円を超える大暴落になり、ライブドア株は下落を続け4月14日に上場廃止という結末となりました。
このようにライブドアが起こした不祥事により株式市場が暴落してしまった騒動をライブドアショックと呼んでいます。
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②リーマンショック

リーマンショックは2008年9月にアメリカの投資銀行大手リーマン・ブラザーズが倒産したことを発端に起きた世界的な金融・経済危機のことです。
リーマン・ブラザーズが提供していたアメリカの低所得者層を対象にした住宅ローン「サブプライムローン」が要因と言われています。
アメリカでは低所得者も家を購入できるサブプライムローンが流行し住宅ブームが起きていました。
しかし、住宅ブームが終焉を迎えローンを借りていた人たちは返済が困難に。
その結果リーマンブラザーズは約64兆円の負債を抱え、破綻してしまいました。
リーマンブラザーズの破綻に続き大手の生命保険会社AIGも経営危機に直面し、金融機関同士のお金の貸し借りも滞っていきます。
こうして世界のお金の流れがストップしたことで世界経済に大打撃を与えることになりました。
もちろん、日本にも影響があり日経平均株価が破綻前は12,000円台だったのか1ヶ月後には6,000円にまで下落。
4年間ほど低迷を続ける事態になりました。
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靴磨きの少年が株の暴落に関するよくある質問

靴磨きの少年が株の暴落に関するよくある質問を集めてみました。

ケネディが語った「靴磨きの少年」とはどういう意味ですか?

靴磨きの少年の話は、普段株に興味がなさそうな人が株の話をすると株価が天井近くになっており、その後 暴落する可能性が高いとの話です。米国の投資家ケネディの実際の話とも言われています。

靴磨きの少年の大統領は誰ですか?

靴磨きの少年が靴を磨いて株の話をしたのは、ジョン・F・ケネディの父、相場師ジョセフ・P・ケネディです。

靴磨きが株の話をしだしたら株を全て手放せとはどういう意味?

靴磨きの人が株の話をしだしたら株を全て手放せとは、普段株に興味がなさそうな靴磨きの人までが株の話をするのはそれだけ株式投資が広がっている証拠でそのときには株価は天井をつけているだろうから近いうちに暴落するとの予兆だと言われているため。