ADHDの私が運転免許を取得するのに7回かかった理由‬

‪運転免許を取るのに7回もかかってしまったADHDのぺぺぺです。

この記事はPRを含みます。
今回は2年ほど前に遡りますが免許についてお話していきたいと思います。具体的に話しますと、仮免許は一発合格、本免許7回目で取得しました。なお本免許は仮免許の期限が切れる当日、つまり切羽詰まった状態でなんとか取得できたということです。

そもそも、ADHDなどの発達障害を持っていたら免許を取ることができないの?という疑問があるかもしれませんので、ここでご説明しますね。
以前は精神障害者に対する免許取得は禁止されており、発達障害が原因となり精神障害者手帳を持っていると免許を取ることができない時代がありました。
2002年に法改正があり、ADHD・発達障害でも「症状がちゃんとコントロール出来ていれば、免許の所得や更新ができる」ようになりました。

「てんかん」と診断されただけで取れなかった運転免許も条件がそろえば運転免許の取得が可能になりました。また統合失調症やそううつ病(そう 病・うつ病を含む)については、「自動車の安全な運転に必要な能力を欠くこととなるおそれのある症状を呈する」状態にある人には運転免許を与えない、とされています。

公安委員会は、前条第一項の運転免許ていない者に限る。)に対し、免許を与えなければならない。ただし、次の各号のいずれかに該当する者については、政令 で定める基準に従い、免許(仮免許を除く。以下この項から第十二項までにおいて同じ。)を与えず、又は六月を超えない範囲内において免許を保留することが できる。
一  次に掲げる病気にかかつている者
イ 幻覚の症状を伴う精神病であつて政令で定めるもの
ロ 発作により意識障害又は運動障害をもたらす病気であつて政令で定  めるもの
ハ イ又はロに掲げるもののほか、自動車等の安全な運転に支障を及ぼすおそれがある
病気として政令で定めるもの
道路交通法第90条(2002年改正)

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自動車運転免許を取ろう!と思い立ってから


‪時は更に1年前に戻ります。大学入学したてだった私は夏休みに友達との旅行を目安に3か月ほどで免許を取得したく自動車学校に入学しました。最初はとても気合が入っており、一週間に予約をいくつも入れたりしてこなしていました。
ですが段々と慣れてきて時間ギリギリになってしまったり、当日キャンセルなどが出てきてしまいました。それでも頑張って友達とのためと思い学科、教習と励み1か月ほどで仮免許を取得しました。

その際は効果測定室にある問題集などをコツコツやり、前日は半日ほど勉強して無事に合格しました。‬
ADHDが自動車免許の勉強をする

ADHDにとって路上教習からが難題

‪実はここからが難題でした。路上教習。
ADHDの私は一番初めの適性検査の際に早とちりする、急発進急ブレーキの恐れがある為他の人よりも運転に気を遣う事と教えられてきました。それが実際に起きたのです。
一番初めの路上は基本怖いという気持ちを持ってるのでスピードが遅かったりする人が多いみたいです。それに反して私は適性検査で注意されたままの運転をしてしまっていました。
ADHDなので注意されたままの運転をする

そこから運転をしっかりやって絶対に免許を取ろうと強く思うようになりました。学科に関してはどんな予定があってもなるべく行くように優先して計画を立てていました。その甲斐があってかとてつもなくはやいスピードで学科を終わらせることが出来ました。‬
‪その後、教習ではキャンセルを繰り返したりして卒業までに合計30回ほどを費やしてしまいました。教習所が駅から歩きで10分程度だったため、ぎりぎりの時はタクシーなどを利用して教習所に出向くようになってしまいました。‬
‪そこからかなり時間がたち、11月私は無事に教習所を卒業することが出来ました。が、つかの間ここから私にとって最大の試練が待ち受けていたのです。‬
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ADHDの苦手早起きが免許を取る障害になる

‪朝起きることが苦手な私ですが、半年という期間があると余裕ぶっていた私ですが年明けに免許センターに学科試験を受けに行った際あっさり不合格になってしまいました。某有名私立大学に現役合格したのに恥ずかしい、、なんて思いながらスマホで学科の勉強をしながら帰りました。その時のショックが強かったのか、そこから3か月ほど免許センターに出向くことをやめてしまい、勉強すらもまともにしなくなってしまいました。‬
‪実は、教習所に通ってるとき学科は出席することが目的であり、大事なところだけマークをしてほとんど話を聞いていませんでした。それがあだとなり、以降受けに行った際はことごとく落ちてしまいました。教習所では学科試験に合格するまで効果測定室は勉強の場として使っていいことになっていましたが、そこに行く時間の余裕もなくただスマホで移動時間に少し勉強するほどしかしていませんでした。‬

免許の試験は朝が早いのです。いや普通の人にとっては早くないのかもしれませんが、発達障害特にADHDの人にとって朝起きは苦手な人が多いと思います。
8時15分~9:05までが午前中の受付時間です。
なかなか起きられず何度もチャンスを逃しました。

‪4度、5度落ちたときにはじめて自分はどこの問題を間違えたのか?どこが弱いのかと分析するようになりました。(私の行ってた免許センターは間違った問題など教えてくれないところだったのでひたすらに勉強するしかなかったです)教本で勉強するとそこから直接問題が出ることが多いと一発合格した友達から聞き勉強していました。ですが、それは意味がなかったのです。私が引っかかっていたのは分からない問題ではなく、日本語の方だったのです。それもそのはず、幼稚園や高校はインターナショナルスクールに通っていた私。接続詞などの日本語が弱く、他の人よりも日本語を読み取る力が少なかったのです。これに気付いたころはもう既に仮免許失効まであと5日。実質受けれる日程は3日ほど。必死に問題数を解き、教本を丸覚えし、沢山の問題を解いてやっとの思いで合格しました。‬
ADHDはなかなか自動車免許が取れない
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まとめ – ADHD発達障害で免許は取れない?

‪免許を取ることで分かったことが二つあります。ADHDの人は時間間隔などがずれてる人が多くまさに私はそれです。期間がまだあると考えずに早めに行動していたらこのような結果にはなってなかったはずです。もう一つは、自己解析です。解析をした結果合格に至りました。発達障害の人はどのようなところが社会的に人として欠けているのか(言い方が悪くなってしまったのですが)を理解し、少しづつ変わろうとしていかなければなりません。‬
‪免許取得までにかかる金額は約35万です。決して安い金額ではないので、周りのサポートを受けつつ取得に励むことがいいと思います。