ADHD(発達障害)で集中できない子のおすすめ勉強方法

ADHDであることの辛さ

こんにちは、ADHDのぺぺぺです。

今回は通信高校から某有名大学に現役合格したADHDの私が教える「自分に合った勉強方法を探すやり方」です。
まず、勉強というのは個人のペースがあり得意分野苦手分野があります。ですので人によって適する勉強方法があり、必ずしもこれがいい!とかいうものがあるわけではございません。

また、発達障害を抱えている人たちは学習障害を併発しやすいので自分がほかの人よりも何倍も勉強しているのになんで全然成績が伸びないのと悩んでいるお子さんがいたら一度病院にかかってみるのをおすすめします。

ADHDの子は上から言われるのを嫌う

私は赤ちゃんの時からインターナショナルの幼稚園に行っていたため、日本語と英語が喋れるバイリンガルでした。小学校に入り、みんなと同じように勉強していたのですが、ADHD特有の宿題をやり忘れる、家に忘れてしまうなどを引き起こし成績はあまりいい方ではありませんでした。親や先生から言われてもうざいななどと思い、逆に宿題をやらなくなってしまいました。

ADHDの特徴の1つ・自分で納得すればトコトンやり集中力も!

中学校に入り、成績がしっかりつけられ、順位なども出るため自分の実力がどれだけないかがはっきりわかりました。英語以外の成績がとても悪く、焦りを感じました。幸い私は学習障害の併発が無かったためただの勉強への意欲がなかなか湧かない、勉強を始めても集中できないだけということが分かりました。

中学校二年生になり、友達も通っていたので塾へ通い始めました。ですがやはり実力の差が激しくてグループ授業にはついていくことが難しい状態でした。

しかしその夏、
50日で300時間勉強する!
という課題をグループ全体にもらいました。

1日に換算すると6時間ほどです。その時私はゲーム感覚で「この関門を突破したい!」という気持ちになりやる気に火が付きました。
ADHDは集中するとその事しか出来なくなってしまうという特徴があります。私の場合はそれが勉強に生きたため、とてもいい方向に走ったなと思います。
その時、毎日何時~何時、合計何分どの科目を勉強したというのを書くリストをもらいました。私はそこの時間数が毎日増えていくことが楽しくて、また苦手だった科目が少しずつ出来るようになっていくのが快感になっていました。

必死に勉強し、グループで私だけ300時間を達成することが出来ました。夏前の数学の偏差値が45だったのが9月のテストでは65まで上がっていました。そのグループで一番勉強の出来なかった子だったのがいつの間にか1位2位を争うポジションにいました。

発達障害の子が喜び自信につながる事

発達障害の子は、

  • 褒められること
  • 認められること
  • 成果になること

が凄く自信につながり成長に繋がります。私の場合もそうでした。

逆になんで成績が落ちたんだ、とか責めるようなことを言ってしまうと勉強に限らず成長が止まってしまい意欲を見せなくなってしまいます。

特にADHDの子は巡り合う先生や教材でやる気スイッチが入るのではないかなと思います。現在家庭教師としてADHDの子を受け持っているのですが、その子自身が好きなこととつなげて勉強をすると興味を持ってくれて、決められた時間を過ぎても勉強してくれる時があるなど集中力を見せてくれます。

自閉症の子は長文を読んだりかみ砕いて理解することが苦手な傾向があるので、隣で読んであげたりそれが毎回は難しいのであればデジタル教材などを使って楽しく勉強することをおすすめします。

私にとって塾のグループ授業は競争することで集中力ややる気を保つことができました。今あげた一つ一つの障害の特徴を参考にしつつ、色々な勉強法を試してみるといいかなと思います。すこしでもやる気になったり、成績が上がったらそれがその子に会った勉強法であり、成果です。

なかなかやる気がでないADHDの子におススメの教材

今まで苦労してお金をかけてそれでもやる気が出なかった人たちには「すらら」というデジタル教材をおすすめしてます。
こちらは発達障害のお子さんにも向けて作られた教材で実際に私も使用したことがあります。
独自のアニメキャラを使って声も本物の声優さんが担当、画面を見ているだけも飽きずに勉強自体を楽しいと思って進めることができます。
すららは、無学年方式を取っていますのでつまづいたところから学習を始められるのも利点。
中学生でも小学校の勉強で分からないことがあれば、すららで学習できます。

自閉症やアスペルガーの子はグループ授業などが苦手だと思います。塾も個別授業をずっと続けると金額的にも高くなってしまいます。家庭教師を雇うにしても、人間ですので合うあわないがあり難しいところです。
すららは無料お試しもできますので、悩んでる方がいましたら一度こちらをみていただけたら良いかと思います。

オンライン学習「すらら」について詳しくみる

発達障害の子が勉強に集中できる環境づくり

  • アニメ・絵・記号が多用された教材
  • さきほどご紹介したすららなどのアニメや絵、記号などが多く出てくる教材は集中力を保つのに有効です。

  • やることを忘れないようリマインダーを使う
  • 発達障害の子特にADHDの子は予定を忘れてしまいがち。勉強するにも何をしていいかわからないこともありますので、保護者の方や本人のスマホなどを使ってリマインダーを使うこともおすすめです。

  • 勉強にだけ集中できるよう気が散らない仕切りなどを使う
  • ADHDの子は周りのものが目に入ってせっかく勉強を始めてもいつのまにか漫画を読んでいた、テレビをつけてしまっていた、など脱線してしまうことが。そういうことが起きないために、勉強する空間を仕切りなどで区切る、壁向きに机を置いて勉強をするなどの工夫が必要です。

  • 小さな目標をコツコツクリアしていく
  • いきなり大きな目標をかかげるとADHDの子でなくても途方に暮れてしまうもの。特に発達障害の子は少しずつ成功体験を積み重ねていくことが学習には有効。
    その点、さきほどおすすめしたデジタル教材のすららはスモールステップを採用しており小さな目標をクリアしていきだんだん大きな目標をクリアできるように設計されています。そういった教材を利用するのは発達障害の子の強い味方になりますね。

まとめ

実は東京大学にいる生徒の8割以上がADHDだと言われています。これを聞くだけでも自信を持てる人がいるかもしれません。発達障害は海外では「神様からの贈り物」とよばれていて、できないことはないのです。塾のグループ授業、個別授業、家庭教師、デジタル教材と今の時代は様々な勉強方法を選ぶことが可能です。
周りの大人はお子さんを褒めることを忘れずに!
ADHDの本人は自分自身の頑張りを認め、沢山試行錯誤して一緒に頑張っていきましょう。



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